2018年9月6日に起こった「平成30年 北海道胆振東部地震」。
釧路では甚大な被害をまぬがれたものの、北海道全域が停電(ブラックアウト)になりました。
日頃から災害に備えて防災グッズを用意しておく必要がありますが、小さな子どもがいる家庭は子ども用の防災グッズも用意するべきです。
わが家には、小さな子どもがいます(地震が起きたときには1歳6ヶ月くらい)。
普段から子ども用品を買いだめしているのですが、結果的にそのおかげで今回の停電を乗り切ることができました。
このページでは、
- 北海道胆振東部地震の停電時、家にあって良かったもの
- なくて困ったもの
をまとめました。
わが家と同じ年頃の子どもがいる家庭の参考になれば幸いです。
「平成30年 北海道胆振東部地震」発生時のわが家の状況
まず、地震が起きた時のわが家の状況をおさらいします。
- 家族3人(1歳6ヶ月の子ども含む)
- 自宅は9月6日未明~9月7日20時頃まで停電
- オール電化(お湯が出ない、IHクッキングヒーターなので料理も作れない)
- 家の損壊など甚大な被害はなし
- 車は1台のみ
幸いケガ人や被害などもなく、わが家に影響があったのは停電だけです。
わが家はオール電化だったので、電気が止まると下記のような点が不便でした。
- スマートフォンの充電が出来ない(連絡がとれない)
- 情報が入ってこない(テレビがつかない→ラジオがあれば◎)
- お風呂のお湯を沸かせない(お湯を沸かす動力が電気のため)
- 料理をしたり、お湯を沸かしたりできない(IHクッキングヒーター)
なかでも一番困ったのは、お風呂のお湯がでないことと、情報が入ってこないこと。
オール電化の家庭は、夜中のうちにお湯を沸かしてタンクに貯めておくシステムです。
お湯を沸かしていた電気がないということは、貯まっていたお湯がなくなると、あとは水しか出ません。
「なんとか子どもだけは、お湯で頭や体を洗ってあげたい」と思ったので、私と夫は水(常温の)で髪を洗ったりしていました。
ドライヤーも使えないですし、常温と言えど水はかなり冷たかったです。
「平成30年 北海道胆振東部地震」発生時の釧路の様子
北海道胆振東部地震が発生したあとの釧路では、下記のようなことが起こりました。
- 地震発生直後から信号機が停止
- お店から品物がなくなる→のきなみ営業ストップ
- ガソリンスタンドに長い行列(給油ストップ、または給油制限も)
- 田舎で周辺は住宅街のため、明かりもなく夜は真っ暗(街灯もすべて消えていた)
- 電力復旧まで、地域によって時間差があった(早いところだと6日の夜には電力復旧)
電力復旧までの時間は、地域によって異なりました。
例えば、病院など緊急性のある建物がある地域は電力の復旧も比較的早かったようです。
反対に、住宅街が多い地域は復旧までに時間がかかりました。
そして地震発生当日、お店の開店時間には長蛇の列ができていました。
夫が自宅近くのツルハに買い物に行ったのですが、お店に入るまでに行列に1時間ほど並んだそうです。
非常食(電子レンジ・お湯なしで食べられるもの)や懐中電灯、電池、カセットコンロなどはすぐに売り切れ。
わが家では、地震直後にコンビニに行き、パンを買っていたのが幸いしました。
在庫がなくなったお店は営業することができないので、営業休止を余儀なくされたお店が多かったです。
電気復旧後もしばらくは物資が届かない状態でした。
物流の遅れもあって、品切れしていた商品が棚に並び始めたのは地震から1週間くらい経ってからですね。
停電時にあってよかった物・なくて困ったもの(オール電化・1歳半の子どもがいる場合)
停電時にあって良かったもの・なくて困ったものをざっと書き出してみました。
わが家では普段から食料・飲料の買いだめをしているのですが、それに助けられた感じです。
停電時にあってよかったもの
- カセットコンロ
- ガスの予備(1本では足りないので複数本以上あると◎)
- ペットボトル飲料の買いだめ
- 子ども用の飲み物(ペットボトル買いだめ)
- カップ麺、缶詰などの買いだめ
- 懐中電灯
- 予備の電池(懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリーなどに使える)
- 離乳食の買いだめ
- ミルク
- おむつ、おしりふき
- うちわ(夏)
- 漫画や小説などの本(テレビが使えなかったので時間が長く感じました)
- 空のペットボトル
停電時になくて困ったもの
- 車のガソリン
- モバイルバッテリー
- 携帯型ラジオ
- キャンプ用のランタンやランプなど
わが家では、子ども用品もほとんど買いだめしています。
小さな子どもがいる家庭は、もしもの時に備えて子ども用品(おむつ・飲料・離乳食など)を買いだめしておくと安心です。
大人は食べられるものが多いけど、離乳食時期の子どもは食べられるものが限られています。
普段ミルクを飲む子であれば最悪ミルクでつなぐこともできますが、パックに入った離乳食もあると良いと思います。
あとは真夏ではなかったにしろ、まだ夏だったので扇風機がないと暑かったです。うちわがあって助かりました。
空のペットボトルは、万が一、断水した時の生活水の確保に役立ちます。
地震が起きたら、断水に備えてすぐに水をためておくのが対策のひとつなので、忘れないようにしましょう。
今回は家になかったけど、あったら良かったなと思った物もまとめておきます。
今回は必要なかったけど、今後準備しておきたいもの
- お湯で食べられるご飯(お米)
- 携帯型トイレ
- 【冬の防寒対策】電気をつかわないストーブ、アルミシート
停電時になくて一番困ったのが、車のガソリン。
まさかの事態に備えて、普段から車のガソリンは常に満タン近くにしておくべきです。
被災時はガソリンスタンドにも大行列ができます。
釧路でも同じようのガソリンスタンドは給油待ちの行列ができていました。
給油できればいいですが、場所によっては給油が出来なかったり、制限付きでしか給油をしてもらえなかったりします。
レギュラーがなくて、ハイオクしかない、軽油しかないということもあります。
釧路では、1人1台車を持っているくらいの割合です。
最近の車は、車内でラジオを聞くことができたり、携帯を充電できるのもあって、停電時にかなり役立ちます。
携帯ラジオを持っていない家庭、モバイルバッテリーを持っていない家庭は、車に頼りがちです。
真夏や真冬の場合は、クーラーやヒーターもありますし。
車のガソリンは少なくなってから給油するのではなく、普段から満タン近くまで補給しておきましょう。
【まとめ】北海道胆振東部地震のブラックアウトで「備えておくことの重要さ」を痛感
「自分は大丈夫」とどこか他人事だったのですが、北海道胆振東部地震が起きたことで、災害はところ構わず起きるということを痛感しました。
釧路地方では、今後30年以内に超巨大地震が7~40%の確率で起きると予測されています。
やっぱり何かあってからでは遅いです。
災害に対する備えは、「なくて困ることはあっても、あって困ることはない」ので、普段からしっかり備えておきたいですね。
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