釧路で出産するときに気になるのが、病院の評判です。
釧路で出産する場合、日赤病院(赤十字病院)、市立釧路総合病院、マタニティアイ助産院の3つがあります。
このページでは、私が釧路赤十字病院で出産したときの
- 出産費用
- 個室の様子
- 食事の内容
- 入院スケジュール
- 良かった点、悪かった点
などをまとめました。
2017年に釧路赤十字病院で出産した時の体験談です。
現在とは状況が異なっている可能性もありますし、出産時の対応、産後の経過などによっても大きく変わる可能性があります。
ですので、この記事はあくまで一個人の体験談として参考程度にお読みいただければ幸いです。
釧路の日赤病院(赤十字病院)で出産した時にかかった費用
結論を先に言うと、出産育児一時金の42万円ではおさまりませんでした。
内訳は下記になります。
入院料 | 136,560円 |
分娩介助料 | 205,000円 |
新生児管理保育料 | 11,430円 |
検査・薬剤料 | 10,700円 |
処置・手当料 | 21,300円 |
産科医療補償制度掛金 | 16,000円 |
その他 | 12,940円 |
一部負担金等 | 24,480円 |
合計 | 438,410円 |
438,410円ー420,000円=18,410円
ということで、約2万円ほど支払いました。
私の場合は下記のようなことがあったので、もしかしたら若干高いのかもしれません。
- 平日夜間の出産だった
- 新生児黄疸の治療を行った
- 痛み止めのお薬をもらった
出産育児一時金を利用する場合の手続きについては、妊娠後期の検診時に説明があるので大丈夫です。
釧路で出産をするなら
- 日赤病院(釧路赤十字病院)
- 市立釧路総合病院
- マタニティアイ助産院
の3つがあり、出産時の費用は「日赤は高い・市立が安い」と言われています(助産院はわからないです、すみません…)。
日赤は個室、市立は個室ではないため、市立の方が安くすむケースが多いようですね。
釧路の日赤病院(赤十字病院) 出産後に入院する個室の様子
日赤病院の個室には、和室と洋室があります(追加料金を支払えば特別室も)。
私の場合は洋室の個室でした。
下記の写真の左側にシャワールームやトイレがあります。
トイレには窓がついていて、トイレの中から赤ちゃんの様子が確認できるようになっています。
利用しない場合は、ブラインド?みたいなのを下ろしておけば、外からは見えません。
(部屋が汚くてすみません…。当時の写真がこれしかなかったので載せました。)
ベッドの足元側(下記の写真の右側の方)のスペースにソファーベッドやテーブルがあります。
個室はなかなか広くて快適でした。
- ベッド
- ソファーベッド
- テーブル
- テレビ(視聴するには有料のテレビカードが必要)
- トイレ
- シャワー室
などが完備されていて、不自由はなかったです。
事前に届け出を出せば、家族が宿泊することもできます。
夫が病室に泊まる時はソファーベッドで寝ていましたが、夫いわく「あのベッドは固くて痛い」とのこと。
たしかに少し固めですね。
個室の様子は釧路赤十字病院のホームページでも確認できます。
>>産科病棟の紹介|釧路赤十字病院
陣痛~分娩を行うのはLDR
入院~分娩を行ったのは「LDR」という別のお部屋。
LDRにもソファがあるので、入院に必要な荷物を置けたり、付き添いの人が座れて便利でした。
ベッドのそばに備え付けのトイレがあり、陣痛に耐えながらも歩いていくことができて助かります。
ちなみにLDRは、病院の診察室のように壁で隣と仕切られている感じです(奥の職員用スペースから、助産師さんや医師が行き来できる仕組み)。
ですので、隣の妊婦さんが叫んでいる声がモロに聞こえます。
釧路日赤病院(赤十字病院) 入院中のごはん
普段の食事は、見るからに「栄養たっぷりバランスの良い食事」という感じです。
普通においしかったのですが、なんだか物足りない感じもしましたね。
あたたかいうちに食べられれば良いのですが、赤ちゃんのお世話をしながらまともに食事なんてできません。
完全に冷めきった頃に、「やっとごはんが食べられる…」と思いながら食べていました。
お祝い膳(出産膳)
日赤病院では、退院前日の夜に「お祝い膳(出産膳)」と呼ばれる、ちょっと豪華なごはんが提供されます。
内容はこんな感じ。
赤十字病院で出産経験のある方から話を聞いていて、私自身楽しみにしていました。
冷めきった状態で食べましたが、おいしかったのを覚えています。
ボリュームたっぷりです(^^)
産後の体にぴったりのオリジナルレシピももらえます。
産後、ご自身では料理できないと思うので、ご家族の方に活用してもらいましょう。
釧路日赤病院(赤十字病院) 入院時のスケジュール
経膣分娩なのか帝王切開なのかによって、入院日数が異なります。
- 経膣分娩 5泊6日
- 帝王切開 8泊9日(手術前日から入院)
私は夜間の出産だったので、出産日の前日から入院したことになっています(6泊7日)。
当時(2017年)の入院中のスケジュール表があったので画像載せておきますね。
(※タップまたはクリックで大きい画像が見れます。)
帝王切開のスケジュール表もあるのですが、字がつぶれちゃって読みにくいので掲載しませんでした。
日赤病院は完全母子同室なので、特別な事情がない限りは「産まれた直後から赤ちゃんと一緒のお部屋」です。
沐浴(入院中に2回ある)の時間、検査の時間などは、看護師さんが赤ちゃんを連れていきます。
赤ちゃんが入院中に生活するベッド(コット)です。
お母さんの検査、講習を受けに行く際はこのまま移動します。
個室なので、「赤ちゃんが寝ている間はゆっくり好きなことをできるかな~」と思っていたのですが、検査があったり、初産の場合は講習があったり…結構忙しかったです。
そもそも赤ちゃん寝ないですし、寝たと思ってもすぐ起きますし。
看護師さんが結構個室に出入りするので(授乳を見たり、連絡事項を伝えたり色々)、日中は慌ただしいことも多いです。
わが家の場合は新生児黄疸で丸1日治療をしていた期間があり、その間だけですね、産後ゆっくり休めたのは。
釧路日赤病院(赤十字病院)で出産した感想
結論から言うと、日赤病院はとても良い病院でした。
釧路の市立病院で出産したことがないので比較はできないのですが、日赤病院で出産して良かったと感じています。
良かった点と悪かった点をまとめてみました。
釧路日赤病院の良かった点
- 入院するのは個室なので気を遣わない
- 設備がきれい
- NICUやMFICUがあるので安心感がある
- 担当の看護師さんに連絡事項が引き継ぎされている
- 母乳育児を推奨しつつ、無理だったらミルクでもOKという姿勢
- 医師の方、助産師の方、看護師の方は、きちんと対応してくれる方が多い
- 産後のプレゼントとして授乳クッション(またはタオル・ボディーケアセット)がもらえる
- 希望に応じて産前・産後のケアを受けられる
釧路日赤病院の悪かった点
- あわない看護師さんが担当になるとメンタルがきつい
- 3Dエコーや4Dエコーがない
- 人手不足や、産後の個室が足りてないのかなという感じがした
良かった点
医師、助産師さん、看護師さんは、やさしく対応してくださる方が多かったです。
妊婦検診で担当してくれる医師は、特別事情がない限り最初から最後まで同じ方が担当です。
医師は曜日と時間で決まっているので、同じ医師の方にお願いする場合は、その医師の方の当番時間に予約することになります。
物腰のやわらかな男性医師に検診を担当していただきました。
私の場合、検診時と分娩時の医師は別の方でした。
- 検診:男性医師
- 分娩:女性医師
分娩時は助産師さんがメインで立ち合いますが、会陰切開など医療的措置が必要な場合、医師の方が行っていました。
サバサバした頼もしい感じの女性医師です(^^)
看護師さんの対応は、本当に人それぞれです。
対応というか、相性の問題ですね。
あわない方もいれば、ものすごく親身になってくれる方もいます。
日赤病院は、日によって担当の看護師さんが変わるシステムです。
例えば、初日に担当してくれた看護師さんが、もう担当患者でも何でもないのに経過が気になって声をかけてくれる…なんてこともありました。
廊下ですれ違ったり、ナースステーションで合ったら話しかけてくださる方とか…すごく良い方でした(^^) まさに白衣の天使です。
反対に、「担当が変わったら、もう関わる必要もないから特に話しかけない」みたいな方もいます。
あわない看護師さんに当たるとつらいですね(次の「悪かった点」の部分で詳しく記載しています)。
日赤病院では母乳育児を推奨しているのですが、母乳が出ない場合や、切れて痛い場合などはミルクに切り替えることもできます。
チェックシート(授乳やミルク、おしっこ、うんちの時間などを記録するシート)があって、授乳とミルクの時間は、ある程度管理されています。
わからないことがあれば、いろいろ相談にのってくれます。
- 何時に授乳すればいいかわからない
- 吐き戻しをしちゃった後、どうすればいいかわからない
など、不安なことはどんどん質問して大丈夫です。
赤ちゃんのことだけじゃなくて、お母さん自身の体調の相談でもかまいません。
私は会陰切開の痛みがひどかったので、相談して薬をもらったりしました。
あとは産後のプレゼントとして、「授乳クッション」か「タオルとケアセット」のどちらかがもらえます。
他には分娩セットも一式もらえます(中身は母乳パッド、おしりふき、赤ちゃん用のボディソープなど)。
詳しくは赤十字病院のホームページをご覧ください。
>>産科病棟の紹介|釧路赤十字病院
個人的に授乳クッションがもらえたのは、ものすごく助かりました。
もちろん入院中から大活躍です。
また、希望に応じて産前・産後のケアを受けることができます。
下記のように無料で相談できるものから、有料のものまで。
私は産後のケアは受けていないですが、産前に骨盤ベルトの付け方などを助産師さんに教わりました。
こういう講習・指導などは受けるかどうか聞かれるわけではないので、院内の張り紙を見て自分で受講の意思を伝えます。
赤十字病院のホームページにも記載があるので参考にしてみてくださいね。
>>マザークラス、産後育児外来、保健指導について|釧路赤十字病院
悪かった点
一番きつかったのは、担当になった看護師さんとあわなかったことですね。
日赤病院では、日によって担当の看護師さんが変わります。
入院中に1人だけ全くあわない看護師さんがいて、病室で泣いたほどです(^^;)
看護師さんからしたら教えてくれているつもりなんだろうけど、自分の意見を押し付けてくる感じがダメでした。
やっと授乳が出来てきたかなーという頃に、「そんなやり方じゃ、赤ちゃんが飲めないよ。こうして!」みたいな感じですね。
その看護師さんのやり方だと、私は授乳しにくかったです。
「授乳のやり方を見たいから、授乳する時は毎回呼んでください」と言われましたが、1回も呼びませんでした…(笑)
産後の体調の悪さと、精神的な不安定さ、慣れない育児への疲れでメンタルが弱っているところに、あれはきつかったですね。
次の日、担当の看護師さんが変わってホッとしたのを覚えています。
あとは、人手不足や病室が不足しているような雰囲気が感じられました。
出産直後に病室まで移動する際にLDRで結構待ちましたし、退院時も「遅くても〇時までに病室から荷物を運び出てください」と言われました。
ちなみに、私が検診で通っていたときに日赤は3Dエコーなかったです(当時、市立にはありました)。
釧路日赤病院(赤十字病院)で出産した体験談【まとめ】
釧路の日赤病院(赤十字病院)で出産した体験談をまとめました。
釧路で出産した方の情報って、ネットで検索しても少ないんですよね。
私自身、赤十字病院に通院していたときに「もっと経験談があったらなぁ…」と思っていたので、自分の体験談を書きました。
出産してから2年経っているので、うろ覚えなところもありますが、大目に見ていただけると幸いです(^^;)
この記事が、今後 出産する方の役に立てばいいなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ちなみに、出産後の手続きについても記事でまとめています。
産後、絶対に必要な手続きなので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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